世界的な小麦相場の上昇や乳脂肪・包装資材の高騰を受け、ベーカリー業界全体で価格改定が相次いでいます。パン工房カワにおいても2024年から段階的な価格見直しが実施されました。価格改定に対する消費者のリアルな反応と現場の実態を取材目線で検証します。
値上げに対するファンの受け止め
SNSや口コミサイト(食べログ、Googleマップレビュー等)での評価を調査すると、「かつて100円台前半で買えた時代を思うと値上がりした」という声は一部見られるものの、ネガティブな離脱には繋がっていません。その理由は、「具材の質とボリューム感を削らなかったこと」にあります。
多くの量産系チェーンが実質値上げ(シュリンクフレーション)を行う中、カワは「梅バーガーの梅の大きさ」「カレーパンの牛肉の量」「生クリームサンドのホイップ比率」を維持。結果として「200円前後であのクオリティなら、コンビニスイーツや他店ベーカリーよりも圧倒的にコスパが高い」という評価が定着しています。