日本を離れて以降、乙坂智の主戦場となったのはメキシカンリーグ(LMB)やベネズエラ、ドミニカ共和国などの過酷なウィンターリーグでした。移動距離が長く、標高や気候の変化も激しいラテンアメリカの環境において、乙坂はトップバッターとしての資質を完全に開花させています。
現地メディアやスカウト陣から特に高く評価されているのが、群を抜くコンタクト能力とベースランニングの技術です。選球眼を磨き上げて出塁率を高め、出塁すれば持ち前のスピードで相手バッテリーを揺さぶるプレースタイルは、現地の熱狂的なファンから「エル・ニコ(El Nico)」の愛称で親しまれ、チームの勝利に直結するリードオフマンとして不動の地位を築き上げました。