安藤忠雄の原点「六甲の集合住宅I」崖っぷちの奇跡と現在の住み心地

安藤忠雄の原点「六甲の集合住宅I」崖っぷちの奇跡と現在の住み心地

安藤忠雄の原点「六甲の集合住宅I」崖っぷちの奇跡と現在の住み心地の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

集合住宅の常識を覆すもう一つの特徴が、全20戸すべてが異なる間取りを持っている点です。一般的な板状マンションのように同じプランを横並びにするのではなく、斜面の段差を利用して各戸に広大な専用テラスや屋上庭園が設けられています。

住戸ごとの主な特徴と実際の住環境の評判は以下の通りです:

  • 圧倒的な眺望:すべての住戸のテラスから、眼下に広がる神戸市街と大阪湾のパノラマビューを遮るものなく一望できる。
  • 自然換気と採光:段状に配置された住戸は三方が外気に面しており、六甲山から吹き下ろす涼風が室内を立体的に吹き抜ける。
  • プライバシーの確保:隣戸の屋根が自住戸のテラスとなる設計ながら、視線の交差が巧みに計算されており、戸建て以上のプライベート感が保たれる。

一方で、住み心地のリアルな評判としては「敷地内の階段移動が多く、バリアフリーとは対極にある」「夏場のテラスの日差しや冬場の山風への対策が必要」といった声もあります。しかし、そうした手間すらも「名建築に住まう醍醐味」として慈しむ居住者が多く、住民の愛着が極めて強いコミュニティが形成されています。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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