三輪霞は御三家や呪術師の家系出身ではなく、生来の生得術式を持たない「一般家庭出身」の呪術師です。貧しい家庭環境から抜け出し弟たちを養うために呪術界へ飛び込んだ彼女は、門外不出の技術であるシン・陰流(新陰流)の「簡易領域」を体得することで戦ってきました。
刀を振るえなくなった三輪は前線での攻撃力を失いましたが、両面宿儺との人外魔境新宿決戦において決定的なサポート役を果たします。宿儺が展開した完全な「伏魔御廚子」の猛威が吹き荒れる中、三輪は決死の覚悟で簡易領域を展開。呪力を持たないため領域の必中効果に晒される禪院真希を、自らの領域で覆って守り抜いたのです。
「刀を振るえなくても、仲間を守る盾にはなれる」――生得術式を持たない彼女が見せたこの献身的な活躍は、宿儺討伐へと繋がる重要な布石となりました。