日本本部の背後に君臨するのが、韓国・京畿道加平郡(カピョン)の山中に築かれた教団の聖地、通称「天正宮(チョンジョングン)」です。創始者である故・文鮮明(ムン・ソンミョン)氏と、その妻で現総裁の韓鶴子(ハン・ハクチャ)氏が築き上げたこの複合拠点は、広大な敷地に宮殿のような建造物がそびえ立ち、世界中の信者から集められた巨額資金の象徴とされてきました。
天正宮は単なる宗教施設にとどまらず、教団の教義上の中心地として位置づけられています。しかし、日本国内での資金調達に対する監視が劇的に強まったことで、かつてのような日本から韓国への巨額送金システムは致命的な打撃を受けました。
教団内部では韓鶴子総裁を中心とする現体制に対し、後継者争いで分派した文氏の息子たちによる別グループとの対立も表面化しており、韓国本部の求心力にも変化の兆しが現れています。