2018年4月期のフジテレビ連続ドラマからスタートした本シリーズは、2019年の劇場版第1弾『ロマンス編』、2020年の第2弾『プリンセス編』、2022年の第3弾『英雄編』と、公開されるたびに興行界を席巻してきました。現在、エンタメ業界関係者や映画ファンの間で最大の関心事となっているのが、コンフィデンスマンJPの続編キャストと劇場版第4弾の動向です。
大手メディアや週刊誌各社の取材報道によると、制作陣はすでに新作映画の企画・プロット開発を水面下で進めており、東出昌大演じるボクちゃんの続投が既定路線として組み込まれていると伝えられています。一時は地上波キー局のコンプライアンス基準によってキャスティングが難航するとの見方もありましたが、劇場版映画という興行形態と、シリーズにおけるボクちゃんのキャラクター的必然性が、その障壁を押し戻す最大の要因となっています。
希代のヒットメーカーである古沢良太の脚本において、ボクちゃんという存在は「詐欺師でありながら詐欺師になりきれない良心の呵責」という、物語の道徳的バランスを一身に担うキャラクターです。ダー子の奇想天外な奇策に本気で騙され、純真に翻弄されるボクちゃんのリアクションこそが、観客が物語に感情移入するための最大のフックとなっており、代役の起用やキャラクターの消滅はシリーズの根幹を揺るがしかねないという判断が働いています。