救急搬送の受け入れ困難事案が全国的に高止まりする中、岡山市内でも医療機関の逼迫は日常茶飯事となっている。特に高齢の多疾患患者の救急搬送は、単に一つの病気を治療すれば済むわけではない。社会的背景や認知症の有無など、複雑な要素が絡み合うからだ。
同院の救急外来では、医師や看護師だけでなく、ソーシャルワーカーが初期段階から介入するシステムを導入した。これにより、治療後の行き先に悩む患者を減らし、ベッドの回転率を劇的に改善させている。現場の医師は「ただ病気を治すだけでは救急は回らない。生活を見る視点が不可欠だ」と語る。