強靭な筋肉を作り上げるには、トレーニングと同等以上に「口に入れるもの」への徹底した配慮が求められます。山本耕史の食事法は、極端な絶食や流行りの偏ったダイエットとは一線を画す、極めてロジカルで科学的なアプローチです。
第一の特徴は、「高タンパク・中炭水化物・低脂質」の徹底管理です。筋肉の材料となるタンパク質は、鶏胸肉、ササミ、牛赤身肉、魚介類、卵白など、脂質の少ないリアルな食品から毎食確実に摂取します。さらに、炭水化物を無意味に敵視せず、「トレーニング前後のエネルギー補給」として玄米やオートミールを計画的に取り入れることで、代謝の低下と筋肉の分解を巧みに防いでいます。
愛用する栄養補助食品として、山本耕史のプロテイン摂取タイミングも緻密に計算されています。起床直後の血中アミノ酸濃度低下を防ぐ一杯、そしてトレーニング直後のゴールデンタイムにはホエイプロテインを摂取。ただし、本人は「基本は食事から栄養を摂ること。サプリメントはあくまで不足分を補うためのサポート」と公言しており、自然な食材から噛んで栄養を吸収する消化プロセスを何よりも尊重しています。
また、塩分や水分調整にも独自の感覚を持っており、ドラマや映画で脱ぐシーンの数日前からは、カリウムを意識した野菜中心の食事に切り替えて余分なむくみを排除。皮下に水が溜まらないドライな肉体を作り上げ、照明が当たった瞬間に筋肉の陰影が際立つプロ仕様のコンディションを自力で作り出しています。