まるで土下座をして謝っているかのように、床やクッションに顔をうずめて寝る姿は、SNSでも「ごめん寝」「すまな寝」として高い人気を誇ります。この愛らしいポーズには、猫ならではの生理的な理由が存在します。
最大の理由は「部屋の明かりがまぶしいから」です。猫の網膜の後ろには「タペタム」と呼ばれる反射板があり、人間の約6分の1の光量でも物を見分けることができます。その優れた視覚の代償として、人間にとっては適度な室内照明でも、猫にとっては非常に強い光に感じられるのです。
眠気が限界に達しているものの、暗い場所まで移動するのが億劫なとき、手っ取り早く前足や床で目元を遮光した結果が「ごめん寝」となります。愛猫が頻繁にごめん寝をしているときは、室内の照明を少し落とすか、薄暗い隠れ家風のベッドを用意してあげると快適に眠れます。