ワイヤークリップの正しい使い方|逆向き厳禁の理由と安全基準

ワイヤークリップの正しい使い方|逆向き厳禁の理由と安全基準

ワイヤークリップの正しい使い方|逆向き厳禁の理由と安全基準の要点や背景を専門的かつ分かりやすくまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

施工現場やネットコミュニティ(知恵袋、SNS、建設系掲示板)の書き込みを調査すると、誤った知識が長年信じ込まれている実態が浮き彫りになります。

現場で散見される最大の誤解が、「クリップの向きを1個ずつ交互(ジグザグ)に取り付けたほうが、両側から挟み込めて摩擦が強くなる」という思い込みです。

前述の通り、逆向きのクリップを混ぜると、その箇所で本線側の素線が局所圧壊を起こします。交互締めを行うと本線のあちこちにダメージポイントが分散形成され、結果としてロープ全体の破断リスクを極限まで高めてしまいます。現場のベテラン作業員であっても「昔から交互に留めていた」と語るケースがあり、誤った慣習の恐ろしさが指摘されています。

また、「一度トルク管理して締め付けたから大丈夫」という過信も散見されます。屋外に長期間設置された張り線では、風雨による腐食(サビ)や温度変化、微細な振動の連続によってナットが徐々に緩みます。定期的な目視点検とトルクチェックを怠った結果、突風時にアンカーが抜けて倒壊した事例は後を絶ちません。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。