唐沢キャンプ場沿いを流れる川の最大の特徴は、「極端な水深の高低差」にあります。大人の足首から膝下程度の浅瀬が広がっているすぐ隣に、大人の背丈をはるかに超える水深3メートル以上の深い淵が隣接しています。
この深みに対して、岩場から飛び込む行為が非常に危険視されています。透明度が高い水面は底の岩が近くに見えやすく、深さを誤認して頭や体を川底に強打する外傷リスクがあるだけでなく、着水時の水圧で方向感覚を失い、冷水ショックで息を吸い込んでしまう溺水事故が後を絶ちません。
さらに、岩陰や深場では水流が複雑に渦を巻く「巻き込み流(エディ)」が発生している箇所があり、一度引き込まれると自力で水面に浮上することが困難になります。浮き具やライフジャケットを持たずにこの深場へ進入することが、事故の決定打となっていました。