教育現場の採点データや大手予備校の模試フィードバックを見ると、受験生がステップ気候で最も失点しやすいのがステップ気候代表都市であるウランバートル雨温図の識別です。
多くの学生の頭には「乾燥帯=サハラ砂漠のような猛暑」という強い先入観があります。しかし、モンゴルの首都ウランバートルの雨温図を見ると、そのイメージは根底から覆されます。
- 1月の平均気温:約マイナス20℃〜マイナス25℃まで急降下
- 7月の平均気温:約18℃〜20℃前後まで上昇
- 気温の年較差:40℃以上という世界有数の極端な大陸性気候
- 降水の特徴:年間降水量は約280mm。そのうち大半が6月〜8月の夏季に集中
知恵袋や大手学習フォーラムでも「冬に氷点下20℃まで下がるのに、冷帯(D)ではなくなぜ乾燥帯(BS)なのか?」という疑問が頻出しています。その理由はシンプルで、ケッペンの判定順序において「まず乾燥限界に達しているかどうか」を判定するためです。寒さの度合いを見る前に降水量が少なすぎるため、冷帯ではなく乾燥帯に振り分けられます。
この「夏にほんの少し雨が降り、冬は凍結する」というウランバートル型のグラフは、典型的なステップ気候特徴として難関私大や国公立2次試験でも定番の引っかけ問題となっています。