2009年の花巻東高校は、まさに高校野球界の主役でした。最速150km超の豪腕サウスポーとして全国の注目を集めていた菊池雄星投手を擁し、春のセンバツ大会では東北勢として悲願の初優勝に王手をかける準優勝を成し遂げます。続く夏の甲子園でも快進撃を続け、ベスト4進出を果たしました。
スポットライトを浴び続ける菊池投手がプレッシャーに押しつぶされそうになった際、マウンドへ駆け寄って緊張をほぐし、チーム全体を鼓舞し続けたのが主将の佐藤涼平氏でした。佐々木洋監督からの信頼も絶大で、ベンチとグラウンドを繋ぐ頭脳派リーダーとしてチームを統率。決して弱音を吐かず、常に仲間を最優先に行動する姿勢が、当時の花巻東の快進撃を支える最大の原動力でした。