再起動を試みても通信が回復しない場合、次の一手として「初期化(リセット)」の実行が視野に入ります。ここで理解しておきたいのは、再起動とリセットの決定的な違いです。
再起動は機器の電源を入れ直して一時メモリをクリアするだけですが、リセットはルーターを「工場出荷時の状態」へと完全に戻す操作です。設定していたWi-FiのSSIDや暗号化キー、プロバイダ接続情報(PPPoE認証情報やIPv6設定)がすべて消去されます。
ルーター底面や背面にある「RESET」ボタンをつまようじなどの細い棒で長押し(POWERランプが橙色や赤色に点滅するまで約3秒〜5秒)すると初期化が実行されます。再設定の手間は発生するものの、設定ファイルの競合や内部破損が一掃されるため、重度の通信不具合を解消する切り札となります。