公園の主役である「しかべ間歇泉」は、大正13年(1924年)に温泉掘削作業中に偶然発見された歴史ある自噴泉です。全国的にも極めて珍しいこの間歇泉は、地下の空洞に溜まった地下水が地熱によって沸騰し、一定の圧力に達すると一気に地上へ吹き上がる自然のサイクルを刻み続けています。
来場者が最も気にする「吹き出し時間」ですが、その周期はおよそ10分から15分に1回と非常に短く規則的です。世界各地の間歇泉の中には数時間から数日に一度しか噴出しないものも多い中、わずかな待機時間で確実に観測できる点は、観光客にとって極めて大きなアドバンテージとなっています。一度の噴出で吹き上がる熱湯は約100度の高温を保ち、高さ約15メートルまで一気に到達。屋根付きの吹き出し塔から立ち上る轟音と白煙は圧巻の迫力です。
さらに現場の満足度を引き上げているのが、間歇泉を間近に臨む「天然温泉の足湯」です。吹き出したばかりの温泉水が適温に調整されて注がれており、足湯に浸かりながら湯煙の向こうに噴水が立ち上がる瞬間を待つ贅沢な時間を過ごせます。専用のオリジナルタオルも園内で販売されているため、手ぶらで立ち寄っても何ら問題ありません。