彼女の文才は、単なるネットの書き込みの域を超えて出版界からも注目を集めた。大手出版社であるKADOKAWAなどからリリースされた電子書籍は、多くのダウンロード数を記録。Web上の徒花と思われがちだった彼女の文章が、一つのコンテンツとして市場価値を持つことが立証された瞬間だった。
彼女が綴るテキストは、時として過激な描写ばかりに目が向きがちだが、本質的には現代社会を生きる人間の孤独や欲望を切り取ったノンフィクション・コラムとしての側面を持つ。客観的でありながら泥臭い観察眼は、文芸的にも独自の立ち位置を確立しており、文字メディアとしての電子書籍というフォーマットと抜群の相性を見せた。