スペイン国旗は、愛称として「ラ・ロヒグアルダ(La Rojigualda)」とも呼ばれます。これはスペイン語の「赤(Rojo)」と、染料に使われた黄色い植物「グアルダ(Gualda)」を組み合わせた言葉です。
この旗を視覚的に特徴づけているのが、上下の赤い帯と中央の黄色い帯の比率です。通常の三色旗(フランスやドイツなど)は3本の帯が均等な太さ(1:1:1)ですが、スペイン国旗は「上赤 1:中央黄 2:下赤 1」という特殊な比率を持っています。黄色い帯の幅が赤い帯のちょうど2倍取られている設計です。
この比率は、遠くから眺めた際にも中央の黄色が沈むことなく鮮明に見え、さらにその上に配置される複雑な国章をバランスよく収めるための絶妙な配置となっています。1843年にはイサベル2世の勅令によって海軍旗から正式な陸海軍共通の国旗へと格上げされ、激動の政変期を経て現在まで受け継がれています。