1980年代後半から90年代にかけて、日本のテレビ文化を席巻したトレンディドラマブーム。その渦中で時代のアイコンとして燦然と輝いたのが、フジテレビの看板ドラマで圧倒的なヒロイン像を確立した鈴木保奈美だ。
とりわけ最高視聴率32.3%を記録した伝説的ドラマ『東京ラブストーリー』で見せた赤名リカ役の瑞々しさと芯の強さは、日本中の視聴者を魅了した。従来の受け身なヒロイン像を打ち破り、自分の感情に素直に生きる強い女性像を提示した彼女の演技は、まさに丙午世代が持つ先進性とエネルギッシュな魅力の結晶と言える。