三嶋投手を襲った難病・胸郭出口症候群。投手生命はおろか、日常生活すら脅かしかねない大手術とその後の壮絶なリハビリ期間中、最も近くで手を握り続けたのが妻だった。マウンドに戻れる保証などどこにもない。焦りと不安に押しつぶされそうになる夫の表情を一番近くで見つめながら、彼女は決して希望の灯を消さなかった。
リハビリの日々を淡々と、かつ明るく包み込んだ。復帰を果たした背番号17が再び横浜DeNAベイスターズの歓声に包まれた瞬間、そこには二人が二人三脚で勝ち取った泥臭い勝利があった。どんな困難に直面してもブレない姿勢は、ファンに深い感動を与えた。