平井堅と安室奈美恵『グロテスク』の真相と共演が残した伝説

平井堅と安室奈美恵『グロテスク』の真相と共演が残した伝説

平井堅と安室奈美恵『グロテスク』の真相と共演が残した伝説にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

平井堅と安室奈美恵のコラボレーションは、レコード会社や広告代理店主導のタイアップ先行企画ではなく、平井堅自身の強い執念と直談判からスタートしました。自身のキャリアの中で他アーティストをメインに迎えた本格的なコラボレーションシングルを発表したことがなかった平井堅が、初めてその相手として指名したのが安室奈美恵でした。

当時、楽曲の制作段階で「人間の本音と建前」「表と裏の生々しい感情」という強いコンセプトを抱いていた平井堅は、この世界観を表現できる女性シンガーは安室奈美恵以外に存在しないと確信。事務所やレーベルの形式的なルートを通す前に、自らの想いと制作意図を綴った長文の直筆手紙をしたため、デモ音源とともに彼女の元へ届けました。

手紙の中で平井堅は、「同世代として常に第一線を走り続ける安室さんの表現力に圧倒されてきたこと」、そして「綺麗事ではない人間の業(ごう)を一緒に歌ってほしい」という切実な想いを吐露。これを受け取った安室奈美恵側は、その熱量と楽曲の骨太なクオリティに共鳴し、「平井さんがそこまでおっしゃるなら、ぜひ挑戦させてほしい」と快諾に至ったと当時の音楽誌インタビューで証言されています。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。