大手ハウスメーカーもこの潮流に呼応している。積水ハウスの提案する「ファミリー スイート」や住友林業の木質感を活かした空間デザインにおいて、リビング内に複数のサードプレイスを点在させる試みが標準化しつつある。家族全員が同じ大空間にいながら、ある人はソファでテレビを観て、ある人はヌックでテレワークや読書に没頭するスタイルだ。
従来の「家族団らん=1つのテーブルを全員で囲む」という固定観念は完全に崩れ去った。個々のパーソナルスペースをリビングの一角に溶け込ませるプランニングは、ハウスメーカー各社にとって競合との差別化を図る強力な武器となっている。