伴奏の域を超えて心と体を操る、音楽の支配者「ベース」の正体

伴奏の域を超えて心と体を操る、音楽の支配者「ベース」の正体

伴奏の域を超えて心と体を操る、音楽の支配者「ベース」の正体の要点を詳しく解説してご紹介します。

ベースを「伴奏の檻」から永久に解き放った男がいる。ジャコ・パストリアスだ。フレットを自ら引き抜いたフレットレスベースから紡ぎ出される、歌うようなビブラート、超絶技巧のハーモニクス、そして打楽器と見紛うパーカッシブなアタック。彼の登場によって、ベースは主旋律を奏で、オーケストラのように空間を満たす独奏楽器へと昇格した。

ファンクの野性とジャズの知性を融合させた彼の生涯は、波乱そのものだった。その光と影を生々しく捉えたドキュメンタリー映画『JACO』を観れば、彼が単なる技巧派ではなく、己の魂を低音に削り出していた鬼気迫る姿が胸に迫る。彼が切り拓いた地平の上で、後進のプレイヤーたちは今もベースの新たな可能性を探求し続けている。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。