敷地の約半分を占める広大な公開空地と屋外テラスは、神田エリアにおける貴重な「緑のオアシス」だ。都市のビル風を遮りつつ、四季折々の風や自然光を効果的に取り込む植栽配置が施されている。大樹の木々が木陰をつくり、ベンチやオープンエアの座席があちこちに配置された空間は、まさに街にひらかれたリビングルームといえる。
密閉されたオフィス空間から一歩外へ出るだけで、一変して豊かな自然を感じられる環境は、働く人々のストレスを軽減し、創造性を刺激する。無機質なコンクリートジャングルになりがちな都心のビジネス街において、歩行者や利用者の身体感覚に寄り添った「人間中心の空間設計」が、ここには具現化している。