長年続いてきた液体の取り出し検査に、ついに技術革新の波が押し寄せている。現在、国内外の主要空港で急速に進められているのが、次世代CT保安検査装置導入プロジェクトだ。この最新型スキャナーは、手荷物を3D画像で高精度に解析し、爆発物や危険物を瞬時に特定する能力を持つ。
欧米の一部の主要空港ではすでに、このCTスキャナーの全面導入に伴い、100ml制限の撤廃やパソコン・液体の鞄からの取り出し不要化といった画期的な緩和措置が試験運用・本格導入されている。日本国内でも段階的な実証実験と配備が進んでおり、将来的には「液体を袋に移し替えて取り出す」という煩わしい作業から解放される未来が現実味を帯びてきている。