平面的なバストアップから脱却し、映画のワンシーンのような緊張感を与えるために欠かせないのが、アオリフカン構図の描き方とパース構図かっこいいポーズの習得です。
見上げるような「アオリ(ローアングル)」は、キャラクターに威圧感や圧倒的な強者感、巨大感を与えます。このとき、足元を大きく描き、頭部に向かってパースを急激に狭める「3点透視」を効かせることで、画面を突き破るようなスケール感が生まれます。逆に、見下ろす「フカン(ハイアングル)」は、戦況の全体像や孤独感、ドラマチックな心理描写を演出するのに最適です。
作画時のコツは、広角レンズで撮影したかのように手前にある手や武器を極端に大きくデフォルメするパース強調を取り入れることです。正確な解剖学通りの縮尺よりも、手前のオブジェクトを200〜300%誇張して配置することで、画面に強烈なダイナミズムが宿ります。