ネット上の作文解説では「難解な統計データをたくさん引用すれば説得力が増す」というアドバイスが見受けられますが、これは大きな誤解です。
中学生の作文において、国の一般会計歳入・歳出のグラフ数値を延々と書き写す行為は、原稿用紙の文字数稼ぎと見なされ、かえって評価を下げます。データを用いる場合は、「公立中学校の生徒一人あたりにかかる年間公費(約100万円)」や「救急車を1回呼ぶのにかかる費用(約4万5千円)」など、直感的に理解しやすい数字を1〜2点絞り込んで効果的に提示するのが正解です。
【プロの結論】おすすめできる題材・慎重になるべき題材の判断基準
題材選びに迷った際は、以下の基準で自分のエピソードを照らし合わせてみてください。
【おすすめできる題材】:自分や家族の実体験(怪我・病気、部活動の公営グラウンド利用、通学路の補修、被災地ボランティアなど)に基づき、自分の感情が大きく動いた出来事。
【慎重になるべき題材】:ニュースの受け売りだけで書く複雑な国際課税、特定の政治的主張に偏った批判、体験が伴わない消費税率の是非論。これらは論理破綻を起こしやすく、中学生ならではの説得力を欠くリスクが高まります。