国内最大級のサロン予約サイト「ホットペッパービューティー」の検索行動データを見ても、地殻変動は明らかだ。これまで花火大会シーズンに急上昇していた「フルアップ」「夜会巻き」といった伝統的なキーワードを抑え、ボブをベースにしたハーフアップや外ハネアレンジの検索ボリュームが前年比を大きく上回るスピードで伸びている。
世代別の志向を分析すると、型にはまったフォーマルさよりも「自分らしさ」や「こなれ感」を重んじる層が圧倒的多数を占めている。予約備考欄には「無理に全部上げず、ショートボブのシルエットを残してほしい」というリクエストが日常的に書き込まれるようになった。アップスタイルという絶対解が解体され、多様な美の選択肢が認められる成熟した空気感がそこにある。