所属事務所トップコートの看板俳優として、また日本映画産業を牽引する中核として、菅田将暉が放つ存在感は圧倒的だ。インディペンデントの骨太な作家主義映画から、興行収入数十億円を叩き出す超大作エンターテインメントまで、どんな世界にも変幻自在に溶け込む。
その変幻自在なカメレオン俳優としての土台には、間違いなく特撮の現場で培われた経験がある。グリーンバックを前にした極限のイマジネーション、爆破やアクションに怯まぬ胆力、そして何より「虚構の世界を本物として信じ込ませる」圧倒的な説得力。少年時代に風都の街を駆け抜けた経験が、彼の身体の奥底に揺るぎない表現の芯として息づいている。