「スリットが入っているとはいえ、いつも焼きすぎて網にくっついてしまう」「電子レンジを使うとドロドロに溶けてしまう」という声も聞かれます。取材班が検証した、サトウの丸餅のポテンシャルを100%引き出すプロの調理手順をご紹介します。
1. オーブントースターで「外カリッ、中モチッ」に焼く黄金比
トースター調理の極意は「予熱と余熱の活用」にあります。餅を網に置く前に、トースターを1分ほど温めておくと網への張り付きを大幅に軽減できます。
1000Wのトースターの場合、丸餅を並べて約3分〜4分加熱します。表面にうっすらと焼き色がつき、スリット部分からぷっくりと膨らみ始めた瞬間にヒーターを止めます。ここで取り出さず、扉を閉めたまま余熱で約2分間放置するのが最大の秘訣です。余熱を使うことで、表面を焦がすことなく中心部の芯までしっかりと熱が通り、極上の柔らかさと香ばしい皮のコントラストが完成します。
2. 電子レンジで「つきたてのような柔らかさ」を再現する浸水法
時間がない朝や、きな粉餅・お雑煮用につきたてのような柔らかさを求めるときは、電子レンジ調理が最適です。ただし、ラップに包んでそのまま加熱すると水分が抜けて固くなったり、逆に加熱過多でドロドロになったりします。
耐熱容器に丸餅を入れ、餅が半分から全体に浸る程度の水を加えます。ラップをかけずに、500W〜600Wで約1分〜1分20秒加熱(1個の場合)してください。箸で持ち上げたときに中心がしなる程度で引き上げ、水気を切るだけで、まるでお湯でじっくり茹で上げたような、なめらかで伸びのある「つきたて食感」に仕上がります。
3. お雑煮レシピで煮崩れを防ぐプロの技
西日本風の白味噌仕立てやおすましのお雑煮に丸餅を入れる際は、出汁の中で直接ぐつぐつと煮込みすぎないことがポイントです。別鍋でお湯を沸かして丸餅を弱火で2〜3分下茹でするか、あらかじめトースターで軽く焼き目をつけてからお椀に盛り、熱々の汁を注ぐことで、形を崩さずに餅の風味を際立たせることができます。