ハーフヘルメットの派生として知られる「コルク半(耳当てがレザーや布で垂れ下がった半帽)」。ネット上では「コルク半は被っているだけで違反になる」という噂がありますが、これも正確ではありません。PSCマークを取得している正規のコルク半であれば、着用自体は合法です。
なぜコルク半は取り締まり対象になりやすいのか?
街頭でコルク半を被ったライダーが頻繁に警察の職務質問や指導を受ける理由は、製品そのものの違法性ではなく、「あご紐の未着用」や「装飾用ヘルメットの使用」が横行しているためです。
暴走族や旧車會のスタイルを模倣し、あご紐を締めずに耳当て部分を遊ばせていたり、マジックテープだけで留める粗悪な装飾品を着用しているケースが後を絶ちません。道路交通法第71条の4では「あごひもを確実に締めるなど、乗車用ヘルメットを適切に着用すること」が義務付けられており、あご紐を締めていない状態は明確な着用義務違反(違反点数1点)となります。
ハーフヘルメットの正しいあご紐の締め方
ハーフヘルメットはフルフェイスに比べてホールド面積が小さいため、風圧や衝撃で容易に後方へズレ上がります。着用時は以下の手順を厳守してください。
- ヘルメットを深く被り、眉毛のすぐ上あたりまで帽体を下げる(後頭部側に傾けて被らない)。
- あご紐を引き、あごとストラップの間に指が1本入る程度の隙間を残して確実にバックル・Dリングを締める。
- 頭を前後に激しく振ってもヘルメットがグラつかないか確認する。