室蘭工業大学の最大のストロングポイントは、卒業生の進路決定率と主要な就職先の質の高さです。公式発表資料および近年の就職実績データを確認すると、就職希望者に対する就職決定率は例年98%〜99%以上という極めて高い水準を記録し続けています。
就職先リストには、日本を代表する名だたる重工業・自動車・電機・インフラ系企業がずらりと並びます。トヨタ自動車、日産自動車、デンソー、三菱重工業、IHI、川崎重工業、日立製作所、キヤノン、東日本旅客鉄道(JR東日本)、北海道電力、NTTデータグループなど、文系就活生なら最難関とされる東証プライム上場企業への内定者を毎年コンスタントに多数輩出しています。
この強さを支える要因の一つが、学部から大学院へのステップアップです。同校の大学院進学率は約35〜40%に達し、機械・航空宇宙や情報電子などのコア分野では学部生の約半数が修士課程へ進学します。大学院を修了した技術者は高度な研究開発能力を備えていると評価され、大企業の技術開発・設計部門へ学校推薦枠を通じてストレートに採用されるルートが確立されています。
さらに見逃せないのが、全国的にも希少な航空宇宙工学の教育・研究拠点としての存在感です。航空宇宙機システム研究センターを有し、小型ロケットエンジンや無人航空機(ドローン・超音速機)の共同研究をJAXAや重工各社と推進。航空宇宙分野を志す全国の学生が集まり、宇宙航空関連企業や防衛・重工業界へ専門技術者として羽ばたいています。