インターネット上では、飛行機と遺体搬送に関して多くの誤解が存在します。現場の実態と照らし合わせた真実は以下の通りです。
誤解1:「乗客に内緒で客席のどこかに遺体を隠している?」
真相:事前に予約された遺体が旅客キャビンに持ち込まれることは絶対にありません。ネットの怪談などで「隣の席の人が実は遺体だった」という話が見られますが、保安基準・衛生管理上、貨物室以外の場所で運ぶことは航空法で固く禁じられています。フライト中に突発的に亡くなった乗客の一時安置を除き、一般の乗客と同じ空間に安置されることはありません。
誤解2:「海外で火葬してから遺骨で持ち帰る方が安い?」
真相:費用は大幅に抑えられますが、現地の宗教・法律の壁が存在します。遺骨の状態であれば「機内持ち込み手荷物」として通常の航空運賃のみで持ち帰ることが可能です。しかし、イスラム圏やキリスト教圏の一部など、土葬が基本で火葬設備が国内にほとんど存在しない国では、現地火葬そのものが選べず、高額な遺体空輸を余儀なくされる場合があります。