Q1:御佛前の金額で「四万円」や「九万円」を包むのはタブーですか?
A1:仏事において「四(死)」や「九(苦)」を連想させる数字は縁起が悪いとされ、金額設定としては厳に避けるのが通例です。割り切れる偶数(2万円など)については、近年ペアでの参列や生活習慣の変化から容認される傾向にありますが、4と9の数字だけは親族間であっても外すのが無難です。
Q2:浄土真宗では葬儀の時から「御佛前」を使うと聞きましたが本当ですか?
A2:事実です。仏教の多くの宗派では四十九日までを「御霊前」、四十九日以降を「御佛前」と使い分けますが、浄土真宗では「往生即身仏(亡くなった瞬間に浄土で仏になる)」という教義があるため、通夜・葬儀の当日から「御霊前」は使わず「御佛前」を用います。ただし、四十九日法要以降であれば宗派を問わずどの仏教宗派でも「御佛前」で共通化されます。
Q3:中袋にお札を入れる向きや肖像画の位置はどうすべきですか?
A3:御佛前(法要)にお札を入れる際は、お札の表面(肖像画がある面)を中袋の裏側(住所を書く側)に向けて入れます。これは「顔を伏せることで悲しみに沈む遺族に寄り添う」という意味合いが込められています。また、新札(ピン札)をそのまま包むと「あらかじめ不幸を予期して用意していた」と捉えられる恐れがあるため、新札しかない場合は軽く一筋の折り目をつけてから包むのが古くからの気遣いです。
Q4:夫婦で参列する場合、名前や金額の書き方はどう変えるべきですか?
A4:外袋の表面中央下には、夫の氏名をフルネームで書き、その左隣に妻の下の名前のみを並べて連名にします。包む金額は二人分の会食費や引き出物代を想定し、単身参列の相場に1万円〜2万円を上乗せした金額(例:夫単身なら1万円のところを、夫婦で3万円)を中袋に記入します。
Q5:表書きや金額を書き間違えてしまった場合、修正テープを使ってもよいですか?
A5:不祝儀袋における修正テープや二重線による訂正は厳禁です。金額の改ざんを疑われる原因になるだけでなく、故人への供養の品に手抜きの修正を施すことは重大な無礼とみなされます。書き損じた場合は、予備の新しい封筒に取り替えて最初から書き直してください。