読者に最大の衝撃を与えた爆豪の死亡シーンが描かれたのは、単行本37巻・第362話「追う者と追われる者」です。天空の棺にて死柄木弔(オール・フォー・ワンの支配下)と激突した爆豪は、圧倒的な実力差に晒されながらも一歩も引かずに立ち向かいました。しかし、死柄木の無慈悲な一撃がその胸を貫き、心臓が破裂して心肺停止に陥ります。
絶望的な状況下で救命に名乗りを上げたのが、現場にいたプロヒーロー・エッジショットでした。エッジショットは自身の個性「紙躯(しんく)」を極限まで研ぎ澄ませた忍術・「極ノ番 忍法・千枚通し『蜘蛛縫合』」を発動。自らの肉体を極限まで細い糸へと変化させて爆豪の胸腔内へ潜入し、破裂した心臓と血管を内側から直接縫合・補強するという、術者の命を削る文字通りの捨て身の蘇生処置を行いました。
さらに、爆豪自身の体内で眠っていた「二次発汗の爆破エネルギー」が心臓に微弱な刺激を与え、奇跡的に拍動が再開。第403話において、多くの仲間たちの想いと覚悟を背負った爆豪勝己は、再び戦場へと立ち上がることとなりました。