代かきとは?田植えの収量を劇的に変える目的と失敗しない手順を徹底解説

代かきとは?田植えの収量を劇的に変える目的と失敗しない手順を徹底解説

代かきとは?田植えの収量を劇的に変える目的と失敗しない手順を徹底解説についての最新情報をお届けします。

代かきの精度を安定させるためには、経験則だけでなく定量的な作業基準を把握することが欠かせません。以下に、一般的な水田(壌土〜粘土質)を標準モデルとした場合の荒代・植代における数値データと推奨基準をまとめました。

工程・管理項目推奨数値データ・設定値一般的な目安・相場現場目線の留意点と評価荒代の水深土塊の頭が6〜7割露出する程度(水深2〜3cm)くるぶし下程度のヒタヒタ水深水で作業すると土塊が水面下で見えず、高低差の把握が困難になる。植代の水深田面の土がわずかに顔を出す程度(水深0〜1cm)極浅水(すり鉢状のくぼみが見える状態)水が多すぎると泥が波打ち、波の力で均平度が崩れてしまう。トラクター作業速度荒代:時速2.5〜3.5km
植代:時速1.5〜2.5km徒歩よりもやや遅いペース植代で速度を上げすぎると泥が後ろへ引っ張られ、走行跡が凹みとなる。作業機のPTO回転数標準1速またはエコPTO(540rpm前後)低〜中回転を維持高速回転させすぎると土を練りすぎてしまい、土壌構造を破壊する。田植えまでの静置日数粘質土:3〜4日
砂質土:1〜2日平均2〜3日(濁りが取れるまで)短すぎると苗が沈み、長すぎると田面が硬くなり田植え爪が傷む。

データからも明らかなように、代かき成功の核心は「徹底した水深の抑制」にあります。水が多い方がトラクターの抵抗が減って楽に見えますが、それは重大な錯覚です。大量の水の中でロータリーを回すと泥水が激しく対流し、粒子の細かいシルトや粘土が長時間沈殿せず、田面の傾斜がそのまま固定されてしまいます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。