ネット上には「画像選択を素早く、迷わずクリックすればBotじゃないと認識される」という誤った言説が散見されますが、これは真っ赤な嘘です。むしろ、等間隔かつ直線的な超高速クリックは、自動化プログラムのマクロ動作と酷似しているため、スコアを劇的に引き下げる自爆行為となります。人間らしさをアピールするには、「カーソルをあえて蛇行させる」「クリックまでに1〜2秒ほど視線を彷徨わせるような間隔を置く」ことこそが有効な対抗策です。
さらに深刻な問題として、近年急増している「偽の『私はロボットではありません』画面」を悪用したサイバー攻撃に警戒しなければなりません。不正な広告ネットワークや改ざんされたウェブサイトにアクセスした際、画面中央に精巧に模倣された認証画面が表示され、「私はロボットではありませんを確認するため、以下のキーボードショートカットを押してください」と指示される手口が確認されています。
指示に従って「Windowsキー + R」を押し、指定された文字列を貼り付けてEnterキーを押してしまうと、バックグラウンドで悪意あるPowerShellコマンドが実行され、端末がマルウェアに感染します。本物のGoogle reCAPTCHAが、ユーザーに対してキーボードショートカットの実行やクリップボード経由でのコマンド入力を求めることは絶対にありません。画面の要求が単なるクリックや音声聞き取りを超えている場合は、直ちにブラウザのタブを閉じる必要があります。