更級日記の品詞分解で差がつく理由!門出・五十余巻の助動詞と現代語訳

更級日記の品詞分解で差がつく理由!門出・五十余巻の助動詞と現代語訳

更級日記の品詞分解で差がつく理由!門出・五十余巻の助動詞と現代語訳にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

ネット上の簡易解説サイトやまとめ記事には、初学者を混乱させる不正確な記述が散見されます。特に注意すべき2大盲点を正しく把握しておきましょう。

誤解1:「〜けむ」は単なる過去の助動詞である?

「あやしかりけむ」の「けむ」を、単なる過去の助動詞「き」「けり」と同列に扱い、「見苦しかった」と訳してしまうミスが多発しています。正しくは過去推量の助動詞であり、「過去の事態を今推し量る」という意味を持ちます。したがって、「(当時の私は)どんなに見苦しかっただろうか」と推量のニュアンスを明確に残さなければ、減点対象となります。

誤解2:「思ひくんず」の「くんず」は五段活用動詞?

現代語の感覚で「くんず」を処理しようとし、活用表をサ行五段活用のように当てはめてしまうケースがあります。前述の通り、「くんず」は「屈す(くっす)」の撥音便・濁音化したもので、平安期の文法上はサ行変格活用動詞(せ/し/す/する/すれ/せよ)として扱われます。定期テストの文法小問で「活用の種類と活用形を答えよ」と出題された場合、「サ行変格活用・連用形」と正確に記述できなければなりません。

小林 直樹
著者

小林 直樹

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