Q1:イザナギとイザナミから生まれた子供は何人(何柱)いるのですか?
A1:『古事記』の記述をベースにすると、国生みで産み落とされた島々(大八島と周辺の島々で計14島)の神霊に加え、その後に生まれた森羅万象の神々が約35柱存在します。さらに、イザナミの死後に嘔吐物や遺体から生まれた神々、イザナギがカグツチを斬った際の血から生まれた武神たち、そして黄泉の国から帰還後の「禊」で生まれた神々(三貴子を含む)を合計すると、およそ80柱以上の神々が二柱の活動から直接的に派生しています。
Q2:最初の子供「蛭子(ヒルコ)」はなぜ海に流されてしまったのですか?
A2:儀式の際、女性であるイザナミから先に男性へ声をかけたことが神道上の禁忌(陰陽の順序の乱れ)とされ、骨のない不完全な姿で生まれたためです。古代において異形の子や未熟児は「神の祟り」や「共同体の秩序を乱す兆候」と恐れられ、神意に委ねるために海へ流す風習(水葬・託送)があったことを反映しています。なお、流されたヒルコはのちに漂着先の民によって手厚く祀られ、福の神「えびす様」へと昇華したという信仰が全国に広まりました。
Q3:天照大御神と天皇の家系図はどのように繋がっているのですか?
A3:天照大御神の孫である「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」が高天原から地上(宮崎県・高千穂)に降臨した「天孫降臨」が起点となります。ニニギの子孫である山幸彦(ヒコホホデミ)、その子のウガヤフキアエズを経て生まれた「神日本磐余彦尊(カムヤマトイワレビコノミコト)」が、初代の神武天皇です。皇室の家系図において、天照大御神は「皇祖神(こうそしん)」として最上位に位置づけられています。