カラーコーディネーターと色彩検定の違いは?就職での実用性と選び方を検証

カラーコーディネーターと色彩検定の違いは?就職での実用性と選び方を検証

カラーコーディネーターと色彩検定の違いは?就職での実用性と選び方を検証についての疑問解決ガイドをお届けします。

受験計画を立てるうえで避けて通れないのが、両者の試験方式や難易度のギャップです。東京商工会議所は2020年に検定制度の大規模な刷新を行い、従来の1級〜3級制から「スタンダードクラス」と「アドバンスクラス」への再編を完了させました。これに伴い、自宅やテストセンターでPCを用いて受験するIBT/CBT方式が定着しています。色彩検定も従来のマークシート方式に加え、CBT試験の導入範囲を広げています。

項目色彩検定(AFT)カラーコーディネーター検定(東商)編集部の見解・評価主催・公的性格公益社団法人色彩検定協会(文部科学省後援)東京商工会議所(商工会議所公認)一般的な認知度は色彩検定、商工ネットワークは東商が優勢等級・クラス設定3級、2級、1級(2次実技あり)、UC級スタンダードクラス、アドバンスクラス段階的にステップアップしやすい色彩検定に対し、東商は2段階に集約合格率の傾向3級:約75〜80%
2級:約70〜75%
1級:約35〜40%
UC級:約80〜85%スタンダード:約70〜75%
アドバンス:約45〜55%最上位級の難易度は実技のある色彩検定1級が極めて高い主たる表色系PCCS(日本色研配色体系)中心PCCS、マンセル表色系、CIE表色系など複合配色調和を学びやすいPCCSに対し、東商は測色・数値管理の要素が濃い試験実施方式マークシート(一部記述・実技)+一部CBTIBT(自宅受験)/CBT(テストセンター)日程の柔軟性はネット試験を主軸とする東商に分がある

合格率と出題範囲比較を整理すると、基礎レベルにおける門戸の広さは両者ともに同水準です。しかし、中級以上の学習密度には明確な差が生じます。スタンダードクラスとアドバンスクラスの違いに目を向けると、スタンダードが色に関する基礎知識や日常業務への応用であるのに対し、アドバンスクラスは経営戦略、商品開発、環境色彩計画、機能性材料の知識まで要求され、試験範囲が一気に専門化します。

一方の色彩検定難易度は、3級・2級までは平易な暗記と配色パターンの演習で突破しやすいものの、1級の2次試験ではカラーカードを実際に切り貼りする実技試験が課され、厳密な慣用色名やマンセル変換のスピードが要求されます。最上位級の取得にかかる訓練の負荷は、色彩検定1級のほうが一段重いのが実状です。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。