テレビやSNSで「船木和喜=アップルパイ」という構図を目にした方も多いのではないでしょうか。船木がプロデュースするスイーツブランド「王様の工房」は、地元・北海道余市町特産のリンゴをふんだんに使った本格派アップルパイとして、全国の物産展で即完売する人気を誇っています。
この事業を立ち上げた最大の動機は、「スキージャンプを志す子どもたちへの支援活動」にあります。スキージャンプはスキー板や特注スーツ、ヘルメット、遠征費など、1シーズンで莫大な費用がかかる競技です。経済的な理由で才能あるジュニア選手が夢を諦める現実を目の当たりにした船木は、「公的な支援を待つのではなく、自らの力で継続的な支援基盤を作りたい」と決意しました。
アップルパイの売上利益から、全国の少年少女ジャンパーへスキー板やヘルメット、ウエアなどの競技用具を無償寄贈。さらに、小学生から中学生を対象としたジュニア大会の開催費用にも充てられています。催事場で船木自ら店頭に立ち、何時間も笑顔でパイを包み続けるのは、すべて未来の日の丸飛行隊を育てるための資金づくりという明確な使命があるからです。