会場を沸かせたのは、有名店ばかりではない。地域限定でしか味わえない至高の「B級グルメ」や、この日のためだけに開発された一夜限りの限定メニューが来場者の胃袋を掴んだ。厨房の裏側では、数千食規模の注文にクオリティを落とさず対応するための熾烈な戦いが繰り広げられていたという。
食の教育機関として知られる辻調理師専門学校の辻芳樹校長も、こうした屋外での挑戦について「若手シェフやローカル店にとって、大観衆の前で技を磨く最高の実験場であり、日本の食文化を底上げする貴重な場だ」と述べている。一皿の裏にある仕込みの苦労と情熱こそが、伝説と呼ばれるメニューを生み出したのだ。