だが、誰もが自由にアクセスできる匿名空間である以上、犯罪の悪用リスクとは背中合わせだ。福岡県警察本部のサイバー犯罪対策課は、匿名掲示板やLINEグループを利用した悪質な犯罪手口への警戒を呼びかけている。
近年特に問題視されているのが、「高収入・短時間」を謳い文句にした不法行為の実行者募集、いわゆる「闇バイト」の勧誘だ。最初は一般的な軽作業やモデル募集を装ってコンタクトを取り、LINEアカウントを交換した後に違法な受け子や出し子の業務を強要するパターンが多発している。また、親しい友人を装った暗号資産やFXの投資詐欺も後を絶たず、福岡特有の「地元意識」や「フレンドリーな風土」につけ込む巧妙な手口が表面化している。