代表チームの評価を語る上で欠かせない指標が「通算勝率」です。対戦相手のレベル(国際親善試合か公式戦か)や試合数によるバイアスは存在するものの、長期にわたりハイアベレージを維持した指揮官の手腕は際立っています。Jリーグ開幕以降の主要監督における勝率ランキング上位陣の傾向を紐解きます。
歴代指揮官の中で際立った勝率を誇るのが森保一監督です。カタールW杯での劇的な勝利や強豪国とのアウェー親善試合での連勝を含め、通算で65%を超える勝率をキープ。歴代最長となる在任期間の中で試合数を積み重ねながら高い勝率を維持している点は、日本サッカー史上類を見ない安定感と言えます。
これに次ぐのが、2010年アジアカップを制し、就任直後に16試合無敗を記録したアルベルト・ザッケローニ監督(勝率約55〜57%前後)や、2004年アジアカップを劇的に制したジーコ監督(勝率約54%)です。また、トルシエ監督も約53%前後の堅調な数字を残しています。対戦国の顔触れが年々ハイレベル化している現代において、高勝率を叩き出し続けることの難しさと価値は極めて高いと言わざるを得ません。