ネット上のグルメサイトやSNS、コミュニティ掲示板には連日膨大な口コミが投稿されていますが、そこには現場に足を運ばなければ見えてこないリアルな温度差があります。現地での覆面調査と利用者への直接インタビューから浮き彫りになった実態を整理しました。
まず、昼飲みの実態についてです。土日祝日のオリオン通りは正午を過ぎるとテラス席やオープンエアの席から埋まり始めます。「15時台からハシゴ酒ができる店舗がアーケード内に密集しているため、雨天時でも移動ストレスがゼロ」という声が多く聞かれました。特に2時間1,500円前後の単品飲み放題を実施している大衆酒場は回転率が高く、地元大学生からシニア層まで幅広い層が混ざり合って独特の熱気を形成しています。
一方で、ビジネス接待や大切な会食で利用した層からは「予約時のリクエストが成否を分ける」という切実な意見が寄せられています。「完全個室と記載されていても、実際は簡易的なロールスクリーンで仕切られた半個室だったため隣席の宴会の声が筒抜けだった」というトラブルが散見されます。接待や記念日デートで利用する際は、「壁・扉付きの完全個室」であるかを事前に電話確認することが鉄則と言えます。
さらに、喫煙環境に関しても実態把握が欠かせません。オリオン通り周辺の居酒屋は、改正健康増進法の施行後も「全席喫煙可能」を掲げる昔ながらの個人居酒屋と、「完全禁煙(店外に喫煙ブースあり)」を徹底する新興店舗に二極化しています。愛煙家にとっては天国のような環境が残されている反面、タバコの煙を避けたいファミリー層や非喫煙者は事前の確認を怠ると後悔につながるリスクがあります。