トイレットペーパーの芯を巡っては、処分方法や環境負荷に関する誤った情報も散見されます。正しい知識を持たずに処分や再利用を行うと、思わぬトラブルや自治体のルール違反に繋がります。
まず押さえるべきは、トイレットペーパーの芯捨て方と分別のルールです。「紙製だから水に溶けるだろう」と誤解し、芯をそのまま便器に流してしまう事故が後を絶ちません。トイレットペーパー本体と異なり、芯には保形性を保つための水溶性でない強力な接着剤が使われており、トイレに流すと高確率で配水管の深刻な詰まりを引き起こします。
また、分別区分についても注意が必要です。芯は可燃ゴミとして捨てることも可能ですが、多くの自治体では「雑がみ(再生資源)」としてリサイクル回収の対象に指定されています。平たく潰して雑誌や紙袋の隙間に挟んで出せば、再び段ボールなどの原紙として再生されます。
売却以外の有効活用ルートとして注目されているのが、トイレットペーパーの芯寄付回収です。一部の動物園ではチンパンジーや鳥類のエンリッチメント(退屈防止・採食行動の刺激)ツールとして芯の寄贈を募っているケースや、地域の児童館・社会福祉協議会が工作材料として回収ボックスを設置している事例があります。利益を追うのではなく、地域社会への貢献として手放す選択肢も広がっています。