映画『しあわせの隠れ場所』は、マイケル・ルイスのノンフィクション書籍を原作に制作されたヒューマンドラマです。物語の舞台は米テネシー州メンフィス。薬物依存症の母親から引き離され、ホームレス同然の生活を送っていた大柄で内気な少年「ビッグ・マイク」ことマイケル・オアーが、ある寒い雨の夜、裕福な実業家の妻リー・アン・トゥーヒー(演:サンドラ・ブロック)と出会うところから始まります。
リー・アンは身寄りのない彼を自宅に招き入れ、やがて家族の一員として迎え入れます。家庭教師を雇って学業不振を克服させ、オアーの類まれなる体格と「保護本能」の強さを見出してアメリカンフットボールのオフェンシブタックルとしての才能を開花させました。トゥーヒー夫妻の深い献身と愛情によって、彼は名門ミシシッピ大学(オールミス)へ進学し、最終的に2009年のNFLドラフト1巡目でボルチモア・レイブンズから指名を受けるという、アメリカンドリームを体現したサクセスストーリーとして結実します。
公開当時、サンドラ・ブロックの圧巻の演技力とともに「人種や階層の壁を越えた無償の愛の奇跡」として批評家・観客から絶賛を浴びました。日本国内でも感動映画の金字塔として語り継がれ、各種動画配信サービスでも常に高評価を維持し続けてきました。