かつてすすきのの夜を華麗に彩った「プッシーキャット」の現在の営業状況について、結論から述べると、当時の屋号・形態のままでの営業はすでに行われていません。現在、すすきの中心部の雑居ビル街に足を運んでも、往年の看板を目にすることはできず、テナントは別の飲食店やアミューズメント施設へと様変わりしています。
それにもかかわらず、ネット検索やSNSコミュニティでは「営業再開の噂」や「別名義での地下営業」といった真偽不明の情報が今なお囁かれています。歓楽街の店舗情報に詳しい業界関係者や地元不動産業界の記録を調査したところ、これらの噂の背景には2つの決定的な要因が存在することが判明しました。
1つ目は、プッシーキャットで活躍していたダンサーやフロアマネージャーなどの主要スタッフが、閉店後にすすきの内外のキャバレー、サパークラブ、ニュークラブへと移籍し、当時の演出スタイルを部分的に継承したことです。これにより「プッシーキャットの血を引く店」という口コミが生まれ、いつしか店舗そのものが存続しているかのような誤認に発展しました。
2つ目は、昭和・平成のレトロカルチャーブームに伴い、往年のショークラブの刺激的な体験を求める若い世代や観光客が、過去のレビューサイトやアーカイブ記事を見つけて検索をかけている実態です。実店舗が存在しない現在でも、その強烈なブランド力と知名度が一人歩きを続けているのが真相です。