メガデスの名曲Holy Wars Reprise真相!原曲との違いを徹底解剖

メガデスの名曲Holy Wars Reprise真相!原曲との違いを徹底解剖

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ギタリストや音楽ファンの間で永遠の議論となるのが、「デイヴ・ムステインのギターソロ難易度とリフ弾き語りの異常性」、そして「マーティ・フリードマンが弾くアコースティックパートの独自性」です。

まず、楽曲の2分15秒あたりで突如としてドラムとベースがカットアウトし、ナイロン弦ギターのソロが鳴り響く瞬間は、1990年当時のスラッシュメタル界に計り知れない衝撃を与えました。マーティ・フリードマン自身が後のインタビューで語ったところによると、このパートは彼が日本や中東、東欧の民族音楽からインスピレーションを受けて構築したものであり、ペンタトニック主体の伝統的なアメリカン・ハードロックの語法を完全に打破するアプローチでした。正確な右手のアルペジオとフラメンコ調のラスゲアード(かき鳴らし)が融合したこの数小節が、続く重厚な「The Punishment Due」パートへの不気味な架け橋として機能しています。

一方で、デイヴ・ムステインが担当する終盤のRepriseパートのリフおよびギターソロは、ギタープレイヤーにとって最高峰の登竜門とされています。市販のTAB譜やバンドスコアを見ても明らかなように、BPM210を超える超高速テンポの中で、6弦開放を絡めたクロマチック(半音階)リフを全てタイトなオルタネイトまたはオルタネイト+正確なインサイドピッキングで刻みながら、一切のリズムのヨレなくシャウトボーカルを被せるという行為は、現代のテクニカルデスメタルやプログメタルのプレイヤーから見ても神業の領域です。

「マーティのソロは指板全体を使ったエキゾチックな跳躍とベンド(チョーキング)のニュアンスが極めて繊細でコピーが難しく、デイヴのソロは怒りと狂気が乗った猛烈なピッキングスピードとアシンメトリーな音選びが唯一無二」――世界中のギタリストコミュニティが下すこの評価こそ、メガデスの黄金期ツインギターが放つ真の凄みと言えます。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。