主人公である竈門炭治郎の強さは、物語の進行とともに飛躍的な進化を遂げました。炭治郎の強さの最終到達点は、無惨との最終決戦において先祖・炭吉の記憶を通じて継国縁壱の剣技を脳裏で完全に理解し、「日の呼吸(ヒノカミ神楽)十三ノ型」を体得した瞬間です。
十三ノ型とは、1番から12番までの型を円環のように途切れなく繰り出し続けることで、無惨の体内にある複数の心臓と脳を同時に攻撃し続ける技法です。透き通る世界、無我の境地(闘気を消す技術)、赫刀を同時に併せ持った炭治郎は、弱体化毒が回っていたとはいえ、単独で無惨を夜明け近くまで足止めする快挙を成し遂げました。
なお、議論において度々話題に上る「鬼化炭治郎(鬼の王)」については、戦闘力ランキングの通常枠から除外して考察するのが妥当です。無惨の全血と力を注ぎ込まれて鬼化した炭治郎は、日光を克服し、日輪刀による斬首も通用しない不死身の肉体を獲得しました。しかし、自我を失った暴走状態であり、戦闘技術としての練度は発揮されていません。理論上の「生物としての耐久力」は作中最高峰ですが、剣士としての完成度とは区別して評価されています。