調理中の最大のストレスといえば、加熱中にベーコンがめくれてアスパラから外れてしまう現象です。これを防ぐためには、物理的な接着メカニズムを理解したベーコンの剥がれない巻き方をマスターする必要があります。
巻き方の手順は以下の通りです:
- アスパラの水気を完全に拭き取る:表面に水分が残っていると滑りやすくなり、蒸気でベーコンが剥がれる原因になります。
- 斜めにらせん状に巻き付ける:ベーコンを少し引っ張りながら、隙間ができないよう端を2〜3ミリ重ねつつ斜めに巻き下ろしていきます。
- 小麦粉(薄力粉)を薄くまぶす:アスパラとベーコンの内側に小麦粉を極薄く振っておくと、加熱時にタンパク質と水分が結びつき、強力な「糊(のり)」の役割を果たします。
フライパンでの焼き時間の目安は合計4〜5分です。最大の鉄則は、「ベーコンの巻き終わりを下にしてフライパンに並べ、最初の1分半は絶対に触らない」こと。冷たい状態、あるいは中火で温めた油を引かない(またはごく少量の)フライパンに巻き終わりを下にして置き、ベーコンのタンパク質が熱で凝固して焼き固まるまで動かさずにじっくり焼き付けます。巻き終わりがしっかり固定されたら、転がしながら全体に焼き色がつくまで中火で2〜3分焼き、最後にフタをして弱火で1分ほど蒸し焼きにすれば完成です。
なお、お弁当用に短くカットしたアスパラを数本束ねて巻く場合は、爪楊枝の止め方にも工夫が必要です。爪楊枝を斜め45度の角度から巻き終わりを貫通するように刺すと、ひっくり返す際にもフライパンの底面に引っかからず、均一に焼き上げることができます。焼き上がった後に粗熱を取ってから爪楊枝を回しながら抜けば、崩れる心配もありません。